大繁盛をしてチェーン展開するラーメン店は、さぞかし特別な才能を持った人物がつくり上げたのだろうと思って、自分自身をあきらめることはない。確かにラーメン道に打ち込み、素晴らしい技と知恵を持った達人もたくさんいる。だが、今回紹介する話は、今や日本全国にチェーン展開し、誰もがその名を知る有名繁盛店オープンの秘話中の秘話だ。(髭おやじも少しかかわっている)
ラーメン開発会社に一人の青年がラーメン店を開きたいと尋ねてきた。「一番好きなラーメンは?」と聞くと、その青年は「サッポロ一番 塩ラーメン」とインスタントラーメンを出した。それ以外には興味がないのか、ラーメン店を知らないのか、とにかく「サッポロ一番 塩ラーメン」に近い味のラーメンをつくり上げた。臭みのないあっさりとした、とんこつ塩スープ(あまり話すと分かってしますのでこれぐらいにしておく)これが驚くほど売れた。すぐに行列ができ有名になった。その当時、九州地方以外ではあまり親しまれていなかった臭みの残る“こってりとんこつスープ”が、あれだけあっさりしたスープに仕上がった。とんこつスープの概念を変えたことがよかったのだろう。
チャンスはどこに転がっているか分からない。あなたもちょっとした目線の切り替えで少し先に大繁盛店が待っているのかも!